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食べ物による病気も子供にはある

私たちの体には、体内に侵入してきた異物に対して抗体、IgEを作り、異物を撃退して体を守ろうとする働きがあります。
ある特定の物質に対して過剰に反応してしまうのがアレルギー反応、食物アレルギーの場合には、食べた物に含まれるタンパク質が異物と認識され、症状が引き起こされます。
疑わしい場合には、皮膚科あるいは総合内科を受診しましょう。
食物アレルギーの主な症状としては、消化器では、口腔違和感、腹痛、嘔吐下痢があります。
呼吸器では、咳や喘鳴、くしゃみや呼吸器困難があります。
皮膚では、口唇浮腫、赤みやじんましん、掻痒感などがあります。
症状が出るまでの時間はアレルゲンによって異なります。
食物アレルギーだけではなく、一般的に多いのは花粉症ではないでしょうか。
杉花粉が異物で、くしゃみや流涙、結膜充血などの症状を起こし、耳鼻咽喉科での治療が必要となります。
花粉症は大人に多いのが特徴ですが、食物アレルギーは子供に多いのが特徴です。
6歳以下の乳幼児が患者数の80%を占めており、1歳に満たない子供の20人に1人が発症しているようですが、成長段階で消化機能が未熟で、分解できないことが要因とも考えられています。

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